2010年08月11日

8月10日東京新聞夕刊

みなさまこんにちは。
当ブログの順位の件ですが。
昨日の爆発的な順位の上がり方は、
もちろん東京新聞のおかげだったようで、
今日になって2000位に落ちてます。
けど、まえは18000位でしたからね!(しつこいし自慢にならない)

さて昨日の続きで、お次は夕刊です。
一日に二回出るってすごいですよね。
しかも、1面です。
「仮囲いし、解体作業が始まった」という説明と共に明石の写真が。

「日本建築学会が「国の重要文化財に相当する」と評価し、研究者や卒業生らは工事の中止を求めていたが、区は予定通りに計画を進めた。」

一応、昨日今日の明石の状況を見てきましたが、
解体作業、というようなものをやっているようには見えませんでした。
少なくとも私たちがイメージする、何かを重機で壊すような?
大きな音がするとか、工事車両が何台も、というのはなかったです。
写真にあるのも、トラックですらないような車ですしね。
なにが言いたいかというと、「まだ間に合う」と言いたいわけです。

ん?関連8面、とあります。すごい、他のページでも取り上げてくれるようです。見てみましょう。

「文化財価値 検証は不十分」

という大きな見出しが。
はい…どう考えても区の検証は不十分ですよ。
でもこのことは後でもうちょっと詳しく書くことにしましょう。

さて、記事を見て見ると、最初のパラグラフからいきなりこんな言葉が。
「文化財保護法では自治体に文化財保存の任務があると定める」

!!
じゃあ、中央区って、文化財保護法違反じゃないですか?!

念のため文化財保護法を見てみましょう。

第一章総則

(政府及び地方公共団体の任務)
第三条
政府及び地方公共団体は、文化財がわが国の歴史、
文化等の正しい理解のため欠くことのできないものであり、且つ、
将来の文化の向上発展の基礎をなすものであることを認識し、
その保存が適切に行われるように、
周到の注意をもつてこの法律の趣旨の徹底に努めなければならない。


なるほど。
その保存が適切に行われるように。
周到の注意をもつて。
努めて…ないのではないでしょうか。みなさんはどう思われますか?

さて先に行きましょう。区のいつもの言い分のあとには
「ところが、区教委は校舎の歴史について、詳細な説明をしていなかった。」
そしてPTA会長の女性のコメント。
「PTAとしては保存でも改築でも児童が快適に過ごせることを最優先に考える」とのことです。
親御さんとして、当然のことですよね。
おそらく会長さん以外の保護者の方々も、
同じように思っていらっしゃるのではないでしょうか。

保護者の方々に知ってほしいですが
保存だと快適ではない、ということはありません。
同じ日の東京新聞朝刊をご覧ください。
高輪小学校は、保存しながら現代の教育にあった設備も兼ね備え、
生徒数も増えて、地域住民も在校生も誇りに思う学校になっています。

お子さんが快適に過ごせるはずもない仮校舎住まいが短くなり、
解体する時の騒音や粉じんによる、お子さんの健康被害も心配も大幅に減ります。

もちろん私たちはリノベーションの業者とつるんでるとかそんなんじゃありません!
建築家さんに聞いてみてください。上のお話は一般論と思いますよ。

さらに記事を読み進めます。
「『立ち止まって』検証するチャンスはあったはずだ」
これですね。
冒頭にも「どう考えても区の検証は不十分」と書きましたが、
この時系列表を見ていただきたい。

明石小建て替えをめぐる動き

2008年2月 区が基本計画に小学校3校の改築を盛り込む
   12月 改築対象校に中央、明石、明正の3校を選び、
      区議会委員会に報告

  09年3月 区が3校の改築を発表
10年1月14日 市民団体が明石小保存の署名と要望書を区に提出
  2月 3日 日本建築学会が区内に残る復興小保存を要望

  2月 7日 プールの解体が始まる
  5月20日 同学会の佐藤滋会長が明石小を視察
  7月 9日 同学会画「国重文相当」との見解を出す

  7月14日 区が同学会に「計画は変更しない」と回答
  7月31日 明石小仮校舎が完成

  8月 5日 有識者242人が保存の要望
  8月10日 校舎の解体始まる

わかりやすく色分けしてみました。
青は区側、ピンクは保存を要望する動きです。

結構突っ込みどころ満載ですが
我々の要望書提出後、区側のリアクションはもちろんなかったですが
その後の学会の要望書提出の直後にプールを壊し始めるという…
言葉ではなく態度で表わしたという感じで、
立ち止まることなく計画はそのまま進みます。

その後も、学会の「重文相当」の要望書のあと、たった5日後に回答を出しています。
しかもカレンダー見るとこの間に土日が入ってますから
たった3日しか立ち止まらなかったってことですね!

重要文化財相当、と言われて、3日しか考えないのですか…
しかも、回答に書いていた記録保存もしないで解体しようとしてるじゃないですか?
我々は記録保存なんて意味がない!と言いたいくらい本体を残してほしい立場ですが、
それでも、記録すら残さず、重文級の建物をさっさと闇に消し去るとは信じられない。

その保存が適切に行われるように。
周到の注意をもつて。
努めて…ない。と思うんですけど。どう見ても。

区の文化財保護審議会の副会長である玉井先生も、苦言を呈していらっしゃいますね。

「行政はもっと丁寧に情報公開し、住民の意見を求めるべきだ。」
同じ区内の文化財保護審議会の先生でも、立ち止まるべきと
思っていらっしゃるのに、なぜこんなにも、急いで壊そうとしているのでしょう?

明石だって、残念な解体などさせませんよ!
今からだって遅くありません。立ち止まって、みんなで考えましょう!

8/13
追記です。文化財に詳しい方が、メールをくださいました!

「そもそも重要文化財のような、指定されたものでないと
文化財と言わないと思っている人も多いと思います。
だけどそうではないというのが『文化財保護法』の
第一章2条にありますので見てみて下さい」
というようなアドバイスを頂きました。

(文化財の定義)
第2条
この法律で「文化財」とは、次に掲げるものをいう。
1.
建造物、絵画、彫刻、工芸品、書跡、典籍、古文書 その他の
有形の文化的所産 で
我が国にとつて歴史上 又は 芸術上 価値の高いもの
(これらのものと一体をなしてその価値を形成している
土地その他の物件を含む。)
並びに 考古資料 及び その他の学術上価値の高い歴史資料
(以下「有形文化財」という。)

(以下略)

ということは、現在明石小学校はあくまで「重要文化財相当」であり、
重文に指定されたわけではありませんが
「まだ重文なわけじゃないもんね、だから壊しても文化財保護法違反じゃないんだよーん」
なんて言うことを言う人がいたとしたら
思いっきり「違います!」といえますので、
皆さんも周りに誤解なさってる人がいたらぜひ言ってやってください。

posted by 中村 at 18:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 保存活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8月10日東京新聞朝刊

びっくりです!今見たらこのブログ、800位台まで上がってました!
1か月前は18000位くらいだったのに…これはこれで低すぎかもですが
これだけ、テレビや新聞で明石小学校の話題を目にする方が増えたということですね。
見に来てくださった方、ありがとうございます。
情報は遅いですが、充実してるのはHPのほうかもしれませんので
併せてご覧いただければと思います。
http://www.justmystage.com/home/akashihozon/
素人(私)が一生懸命作りました☆

さてさて8月10日は東京新聞に明石の文字が踊りました。

まずは朝刊。こちらは、明石の記事というよりは九段小と高輪台小のことですけれども、明石の情報もちょっと載ってます。
しかし何より一番興味を引くのがこのあたりの記述。

「地域の象徴であり、住民や卒業生の意向も踏まえ良いものは残そうとした」と区教育委員会の担当者。

区教委と住民や卒業生との意思疎通がうまくいっていたということでしょう。
一方中央区は、教育長自らが「PRの仕方も反省しなければいけない」と認めていらっしゃいました(涙)
他方で、住民や卒業生たちも、区政や教育に無関心という現実もあるかもしれません。
これはこちらが反省しなければいけないわけなんですが。

それはそれとして、次に行きましょう。
「費用は28億円で、全面建て替えよりも安く上がった」


はい。

全面建て替えよりも安く上がった

大切なので繰り返してみました。

良く言われる「リノベーションって新築よりも高くつくんでしょ?」というあれは、誤解ということですね!
我々高輪台小学校を視察させてもらいましたが、
それはそれは立派な体育館も増築されていて、それでも

全面建て替えよりも安く上がった

くどいですか。すいません。でも、だって。

本当にここ誤解してる方多いと思うのですよ。

誤解してインプットなさっていた方、すぐに上書きなさってください。
しかしその次に来るのがたぶん
「でも維持におカネがかかるんでしょう」
ってヤツですよね。
これは、確かにそうかもしれませんが、もしも重文になれば
国からの補助金が出るはずです。
それにこちらの記事でも話題にしましたがメンテナンスが必要なのは、新築でも同様です。
そして、30年で壊れるなんてこともないわけです。

それにしても九段小チームは動きがいいですねぇ。
実は同窓会のかたにお会いしたことがありますが
「写真で見ましたが、素敵な学校ですね」というと
「そうでしょう!いつでも見学に来てください、ご案内します!」と嬉しそうに言って下さいました。
自慢の校舎なんだなぁ、と、こちらも嬉しくなりました。
明石の兄弟、九段小に幸あれ!です。

明石もまだまだ解体と言っても本体が壊されたりしているわけではありません。
あきらめないで、みんなで保存の声を上げていきましょう!

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